AND1ジャパンツアーで起こった奇跡 第3話
2009 年 8 月 7 日
AND1ジャパンツアーで起こった奇跡、最終話です。
どうぞ!
Professorがこちらに向かってユニフォームを投げ込んだ!
きれいな放物線を描いてこちらに向かってくるユニフォーム。
私の少し前あたりが落下点か。
いち早く落下点へダッシュ!
しかし、他のお客さん達も一斉に落下点に押し寄せる。
すでにベストポジションは他の人がキープ。
やや不利なポジションながらも、
リバウンドを後ろからもぎ取るイメージで渾身のジャンプ!
「取った!」
なんとキャッチ成功!日頃のトレーニングの成果をここで発揮!
後ろから片手を伸ばし、見事にユニフォームを掴む!!
しかし、ライバルたちの食い付きも激しい。
他のお客さんも何人かユニフォームを掴んでいるようです。
だからといって・・・
この千載一遇のチャンスを逃すまい!
バスケでボールの掴み合いになった場合、
単純に腕力で引っ張るだけでなく、
ひねりを加えるとボールを奪い取りやすい
というテクニックがあります。
普段からそれを実践しているおかげでこの場面でも瞬時に体が反応。
掴んだ手に力を込め、
ワニのデスロールのごとく体を回転!
「ガシャーン!」
パイプ椅子をなぎ倒し、他のユニフォームを掴んでいた人とともに床に倒れ込む。
まさにルーズボール争い。
絶対にボールを離すものか!
執着心の強い方が勝ぁつ!!
必至の私を見て、若干引き気味の方もいらっしゃいましたが…
そんなの関係ない!
大好きなProfessorのユニフォーム。
これはなんとしてもゲットしたい!
日々のトレーニング、持ち得るテクニックを使い、ライバルを蹴落とす。
ついにユニフォームを手中に収めた!
…が!!
どうしても掴んだ手を離さない人がもう一人!
私が巻きとろうとしても絶対に離さない。
ものすごい執着心。
スーツを着たサラリーマン風のお兄さん。
年は私よりも若干上でしょうか。
人ごみにまぎれて力ずくで奪い取ろうと思いましたが、
いつの間にかもう完全に1on1状態。
周りの人があまりにもこちらを注目している。
力ずく作戦は実行不可能。
年下の私(たぶん)に譲ってくださいよと思うのですが…
このお兄さん、全く譲ってくれる気配はありません。
私はProfessorのレプリカユニフォームを着て観戦している。
誰がどう見てもProfessorファン。
だったらファンに譲ってあげては?と思うのですが…
まったく譲ってくれません。
もしや気が動転して私の身なりに気づいていないのでは?
口には出さずそれとなく胸を突き出してレプリカユニフォームをアピール…
しかし、まったく譲ってくれる気配はありません。
お兄さんもこのチャンスを逃すまいと必死です。
もうらちが明かないのでじゃんけんで決めることに・・・
「最初はグー」
「じゃんけん…」
「ぽん!」
…
負け~(T_T)
グー、チョキ、パー、何を出したんだろう。
全く思い出せません。
覚えているのは「負けた」ということだけ。
無念です。
もっと速く落下点に入れていれば、
もっと高く跳べていたら、
確実にゲットできていたかもしれない。
Professorの華麗なドリブルを見て、
もっとボールハンドリングを練習しようと思うと同時に、
次のチャンスに備え、トレーニングに励もうと思うのでした。
って、こんな奇跡もう無いか…(涙)
「AND1ジャパンツアーで起こった奇跡」 完
タグ: AND1ジャパンツアー
2009 年 8 月 7 日 12:59 PM
まぁまぁかなw
2009 年 8 月 8 日 7:07 AM
お初です^^
第二話までで、「まさか!!!」と思ったけど最後はじゃんけんとは切ないっっ(-_-)
でもすごいおもしろいお話でした♪ワニのデスロールって(笑)
次の奇跡はなんだろうねー。
2009 年 8 月 8 日 12:20 PM
三話にも分けやがって!
一話完結でよかったんでない?
まあまあだな。
…と言いつつ次はどうなんやって気になる展開でした。
2009 年 8 月 10 日 7:16 AM
皆さんアンテ日記初コメントありがとうございます。
>No.14
カモシカモシカカモもまぁまぁです。
早く体治してください。
>michey
楽しんでもらえてよかったです。
またネタになるようなことがあったら日記に書いてみます。
お楽しみに♪
>金沢人
いつも金沢から応援ありがとうございます。
せっかくなので三話に分けて一週間引っ張ってみました^^;
これからもたまに個人日記はさんでいきますね。